社員や弊社の翻訳者や通訳者に、インターンがインタビューするコーナーとなります!
今回は3回目のインタビューシリーズとなる通訳者であるAさんにインタビューをさせていただきました。
Q1. 翻訳や通訳の仕事を選んだ理由は何ですか?興味を持ったきっかけや経験について教えてください。
私は英語が大好きで、中学1年生の頃、クラブの友人とプールに行った際、初めて外国人とコミュニケーションをとる機会がありました。その時に自分の片言の英語が通じた瞬間、とても嬉しく感じ英語という言語に興味を持ち、英語学習にはまっていきました。しかし大学では英語は自分で勉強しようと思い法学部へ進学しました。卒業後、通訳学校で数年間学び、フリーランスの通訳・翻訳者として活動を始めました。
通訳・翻訳の分野は特定していません。さまざまな分野に関わりたいという強い思いから、新たな分野にも積極的に挑戦しています。未経験の分野であっても、それは何かのご縁かもしれないと考え、事前の準備に取り組み、さまざまな分野に関わる機会を大切にしています。
このような思いを持ちながら、常に魅力的なコミュニケーションを提供できるよう努めています。新たな挑戦によってさらに成長し、お客様に価値あるサービスを提供できることを楽しみにしています。
Q2. 翻訳や通訳の業務において最も重要だと考えるスキルや資質は何ですか?それらを向上させるために努力していることはありますか
フリーランスの通訳・翻訳者として活動しており、常にコミュニケーション能力を磨くことを心掛けています。通訳・翻訳者として重要なのは好奇心を持ち続けることだと思っています。常に新しい情報に対して興味津々ということもあり、情報収集力と調査力は自然に身に付いてきたように感じています。
情報源としては様々な手段を駆使しています。SNSやウェブサイトを活用し、最新のニュースやトレンドの把握に努めています。また、新聞も重要な情報源の一つです。新聞を通じて社会の動向や国際情勢を把握し、言葉の壁を超えた的確な翻訳・通訳サービスをお届けするために役立てています。
情報収集の過程で幅広い分野の知識を蓄えることにも注力しています。私が得意とする分野にとどまらないため、自然と新たな案件やお客様との出会いに備える格好となっているかもしれません。さまざまな分野に関心を寄せ、深く理解しようとする姿勢を持ちながら、情報収集の過程で洞察力や分析力も養っています。
情報収集と調査のスキルは、お客様に高品質なサービスを提供するための基盤となっているように思います。常に最新の情報にアンテナを張り、多角的な視点で物事を捉えることに努めています。
Q3. 外注として仕事をする上でのチャレンジや困難な点は何ですか?それらを乗り越えるために取り組んでいる方法や工夫はありますか?
通訳業務ではオンラインでの案件が一気に増えたことで、新たな困難が生じました。特に、以前にも増して案件に関する資料提出が遅くなっているように感じています。直前になって資料受け取りが発生することで的を絞った準備の時間が限られてしまっています。もちろん限られた時間の中で最善の準備を行う努力を惜しみませんが、なかなか大変です。
また、同時通訳者として活動する上で、オンライン環境がもたらす利点もあります。世界中の方々と気軽にコミュニケーションを取ることができるようになり、短時間のミーティングが増えたように感じています。しかし、オンライン環境には音に関する問題も存在します。通訳者として、音や声の品質は極めて重要です。外付けマイクの使用をお願いするなどして、最善の音質を確保するよう努めていますが、現場とオンラインのハイブリッド環境での会議では集音マイクが使われることもあり、コミュニケーションの難しさに直面しています。
日々、さまざまな課題に直面しているわけですが、どのような状況でも臨機応変に対応できるよう努めています。
これからも変化する環境に対応しながら、効果的なコミュニケーションを実現するための新たな方法や技術を学び続け、お客様に価値あるサービスを提供し続けることを目指しています。
Q4. 翻訳や通訳の業界において、将来的なトレンドや変化について予測されることはありますか?将来に向けて準備していることや注目している分野はありますか?
技術の進歩は避けられないものであり、今後もますます発展し続けることは明らかです。このような変化にどのように対応しようかということを常に考えていますが、結局のところ、適応するしかないと思っています。決して「仕方がない」とあきらめているというわけではなく、目の前の課題に向き合い、着実に積み上げていくことで変化に対応していきたいという気持ちでいます。
今注目しているのはIT分野です。あらゆる業界でデジタルトランスフォーメーションや新たな技術の導入、スタートアップとの協業などが行われています。今後もこれらの動きは業界を超えて続くと考えています。ただし、ITという言葉だけではその広がりを十分に捉えきれないと感じています。
技術の進歩に伴い、将来的には、語学以外の収入源の確保を余儀なくされるかもしれないと覚悟をしていますが、通訳・翻訳という仕事はできる限り続けていきたいと思っています。時代の流れに逆らうつもりはありませんが、変化にはできる限り情報収集を通じて追随していきたいと考えています。
常に変化する環境に対応するために努力し、柔軟な姿勢を持ち続けることを心がけています。新しい技術やトレンドに対しても敏感になり、お客様のニーズに応えることで進化し続ける業界に少しでも貢献できればと思っています。
Q5. 弊社(Ks)の翻訳や通訳のクオリティについてご意見やフィードバックはありますか?
Ksは仕事を円滑に進める上で必要不可欠な要素であり、準備に欠かせない資料の収集等、通訳者の思いを汲んで先を見越して動いてくださるため、大変満足しています。
Ksの各種アレンジメントは通訳サービスの質を向上させる上で欠かせない要素です。通訳者としてはお客様のニーズに合わせて準備を行い、より正確かつ効果的な通訳を提供するために最善の努力を尽くすことが重要です。お客様には準備に必要な資料や情報のご提供をお願いしているわけですが、資料をご提供いただくお客様にとっては些細な情報であったとしても、それがコミュニケーションの鍵となる場面で役立つこともあります。Ksが通訳者のこのような思いをお客様に的確に伝えてくださることで、最適な通訳サービスの提供につながり、その結果、お客様との信頼関係が築かれ、お互いにとって満足度の高い結果が得られるのではないでしょうか。
お客様のニーズは何かということを優先的に考え、柔軟に対応する姿勢を持っています。お客様のご要望等に真摯に向き合い、より高品質な通訳サービスを提供することに全力を注いでいます。
<最後に感想>
私から今回インタビューをさせていただき、まず、Aさんは時代の流れにしっかりと対応しながら、自身の能力を向上させる意欲を持っていると感じました。常に変化し続ける環境において、自己啓発を怠ることなく、スキルや知識を向上させる姿勢をお持ちなのです。これは通訳者として求められる資質であり、将来の成功に向けた重要な要素だと感じます。
また、Aさんは様々な面に対して好奇心を持っていて、通訳者としては特定の分野に限定せず、幅広いテーマや領域に関心を寄せることが重要だと思います。Aさんは自らの興味を追求しながら、新たな分野にも積極的に挑戦しようとしていて、この柔軟な姿勢は、異なる分野のクライアントとのコミュニケーションを円滑にするだけでなく、新たな経験や成長の機会をもたらすだろうと感じました。
Aさんの熱意と好奇心は、通訳者としての魅力を際立たせています。Aさんが持つ柔軟性と探究心は、お客様に価値あるサービスを提供するための強力な資産となると感じました。
私はAさんの今後の活躍を期待し、多様な分野への関与と成長を見守ることを楽しみにしています!
By インターンK