400名超が参加した国際シンポジウムで、同時通訳・赤外線機材・YouTubeライブ配信・日本語字幕制作をワンストップ提供。「なぜトータルで依頼したのか」という設計の背景を解説します。
東京大学B'AIグローバル・フォーラムの5周年を記念して開催された国際シンポジウム「AIとDE&I:デジタル・ヒューマニタリアニズムの未来を構想する」。英語で進行するセッションに対し、日本語への同時通訳・赤外線機材・YouTubeライブ配信・字幕制作という4つのサービスを一括でK'sが担当しました。400名超の来場者とオンライン視聴者の双方に、包括的かつアクセス可能な体験を提供したこの案件の設計背景とノウハウをお伝えします。
案件の背景:インクルーシブなイベントに求められたこと
B'AIグローバル・フォーラムは、AI・倫理・社会正義という普遍的なテーマを扱う学術機関です。「誰もが参加できる場を作る」というコンセプトは、言語的アクセスにも当てはまります。英語で行われるシンポジウムに日本語参加者が理解できる形で参加できること——これはDE&Iの実践そのものでした。
加えて、YouTubeライブ配信と字幕制作が求められた背景には、「現地に来られない人にも同じ体験を届けたい」という主催者の強い意向がありました。リアルとオンラインの両方でアクセス可能にすることが、今回のプロジェクトの中心的なテーマでした。
なぜ4つのサービスをワンストップで依頼したのか
同時通訳・機材・ライブ配信・字幕という4つのサービスは、それぞれ専門性が異なるため、複数の業者に分けて発注するケースも少なくありません。しかし今回、主催者がK'sに一括依頼した理由は明確です。
発注者が知っておくべきこと:トータルサポートの3つのメリット
- 技術的整合性:通訳音声をライブ配信に組み込む際、音声遅延・音質調整・チャンネル切替は複数の機器をまたぐ作業です。同一チームが担当することで、問題が生じた際の原因特定と対応が迅速になります
- 事前調整の効率:字幕制作チームが通訳者と事前に用語・表記を統一しておくことで、配信後のアーカイブ品質が向上します。別発注では事前の擦り合わせが困難です
- 当日の責任明確化:「字幕が出ない」「音声が入っていない」などのトラブルで、発注者が複数業者の間で右往左往する事態を防げます
通訳者の選定:AI倫理×DE&Iという複合テーマへの対応
今回のシンポジウムで通訳者に求められた専門性は、「AI技術」「倫理哲学」「多様性・包摂性の社会理論」という3つの領域の交差点にありました。それぞれの領域には固有の専門語があり、三つ同時に扱える通訳者は非常に限られます。
K'sでは事前に登壇者のプロフィールと講演概要を収集し、「インターセクショナリティ」「デジタルヒューマニズム」「公平性(エクイティ)vs 平等性(イクオリティ)」といった概念の訳語をどう統一するかを通訳者と事前に確認しました。こうした丁寧な事前ブリーフィングが、400名が納得できる品質の通訳を実現した背景にあります。
リモート通訳の選択とその理由
今回、2名の通訳者はオンライン経由でのリモート参加です。これはコスト最適化という側面もありますが、それ以上に「通訳者が集中できる静かな環境を確保する」という品質上の判断でもあります。大規模会場では空調音・客席のざわめきが通訳者のモニター音声に干渉することがあり、リモートブースのほうが聴解環境が安定することがあります。
字幕制作:アーカイブ品質を左右する最終工程
英語で行われた全セッションの日本語字幕は、YouTubeのアーカイブ動画に付加されます。これは単なる付加価値ではなく、後日学術的に参照される資料としての意味を持ちます。字幕の正確さと用語の一貫性が、コンテンツの価値を大きく左右します。
K'sでは、通訳時に使用した用語集と同じ基準で字幕を制作。主催者による最終確認フローも設け、アーカイブとしての完成度を確保しました。
「多言語対応と技術サポートが非常にスムーズで、幅広い層への発信と包摂的な対話を実現できました。」 — B'AI グローバル・フォーラム イベント担当者
案件概要
| クライアント | B'AI グローバル・フォーラム / Beyond AI研究推進機構(東京大学) |
|---|---|
| 会場・形式 | 東京大学 本郷キャンパス(現地開催+YouTubeライブ配信) |
| 開催日 | 2024年11月 |
| 参加者 | 約400名(現地参加)+オンライン視聴者 |
| 対応言語 | 英語 → 日本語(同時通訳) |
| 提供サービス | 同時通訳(リモート2名)・赤外線機材・YouTubeライブ配信・日本語字幕制作 |
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