2025年4月13日、大阪・関西万博がいよいよ開幕しました。世界各国のパビリオンが一斉にスタートを切る中、チェコパビリオンではオープニングセレモニーが開催され、弊社の通訳者が主要通訳として現場をサポートいたしました。政府関係者や外交団も出席する国際的なセレモニーでの通訳という重要な役割を担い、弊社通訳者は、高度な通訳スキルと現場対応力でセレモニー全体を円滑に支えました。本記事では、依頼の経緯や当日の様子を中心にご紹介します。
目次

1. ご依頼の経緯
ご依頼をいただいたのは、万博初日のわずか3日前。チェコEXPOチームより、「オープニングセレモニーでの逐次通訳者の手配をお願いしたい」とのご連絡をいただきました。数カ月前に、別のチェコEXPOチームよりEXPOの記者会見での通訳を依頼頂いており、準備期間が非常に限られている中でのご依頼でしたが、弊社としても信頼関係を築いている間なので、即日対応を実施。必要書類や提案書類を迅速に整え、スピーディーに契約を進めました。
万博開催に伴い、関西圏の通訳者はすでに多くが予約済という厳しい状況でしたが、弊社では専門性と柔軟性を兼ね備えた通訳者を確保し、無事に手配が完了。 オープニングセレモニーにふさわしい人材をアサインすることができました。
2. 当日の様子
通訳者は午前8時30分に万博現地入りし、クライアントと合流。9時にはゲストの受付が始まり、その後、チェコパビリオンのホールへ移動。オープニングセレモニーは、パビリオン総代表の挨拶から幕を開けました。
続いて、チェコと日本両国の国歌がピアノとボーカルで生演奏され、チェコ共和国の外務大臣による公式スピーチが行われました。
セレモニーのクライマックスでは、リボンカット、乾杯、記念撮影といった華やかな演出が続き、会場全体が祝賀ムードに包まれました。
セレモニー後も、文化的なプログラムやプレゼンテーションが行われ、チェコの著名なピアニストによる演奏や、パビリオン建設における日本とチェコの協力の紹介、「ビジターズ・ジャーニー」と呼ばれる来場体験の説明などが続きました。
また、ナショナルパートナーの紹介や、建築に関する技術的プレゼンテーションなど、内容は多岐にわたりました。通訳者はビジターズ・ジャーニーを除く一連の通訳を担当し、13時ごろ業務を終了しました。
3.準備期間で大変だったこと
弊社担当者によると、主催者側も準備で多忙を極めていたためなかなか連絡が取れず、やり取りが思うように進まないことにとても苦労したため、メールでは対応しきれない部分をWhatsAppでのメッセージ送信や通話で補い、スムーズな情報共有を心がけたとのことです。さらに、通訳者向けの資料が届いたのは前日の深夜というギリギリのタイミングであったとのことで、担当者は夜遅くまで対応に追われ、通訳者も限られた時間の中で資料を理解する必要があり、本番当日まで緊張の連続だったといいます。
4.セレモニーを終えて
セレモニー終了後には、クライアントより「直前の依頼にもかかわらず、完璧な対応をありがとうございました」との温かいお言葉をいただきました。また、弊社担当者も「緊張感のあるプロジェクトでしたが、万博という世界的な舞台で、弊社通訳者が主要通訳として貢献できたことは大きな誇りです」と語っています。
今後に向けて
大阪・関西万博は、今後も国際的なイベントやVIP対応が多数予定されており、通訳の需要はさらに高まると見込まれます。弊社では、質の高い通訳サービスを柔軟かつ迅速に提供する体制を整えており、どのような現場にも対応可能です。
万博関連イベントでの通訳・翻訳・会議サポートをご検討の際は、ぜひお気軽にお声がけください。
お問い合わせを心よりお待ちしております。
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吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。