語学力も経験も十分な通訳者に、なぜ案件ごとの「合う・合わない」があるのか。コーディネーターが案件に応じて通訳者を見極める理由をご紹介します。
同じ専門分野でも、求められる力は案件で変わる
たとえば「金融分野が得意」という通訳者でも、IR説明会と監査対応では求められる力が異なります。IRでは、経営陣の説明を投資家へ正確に、かつ分かりやすく届ける力が求められます。一方、監査対応では、会計や内部統制の専門用語を正確に理解し、緊張感のある質疑応答にも落ち着いて対応する力が必要です。
製造業でも同様に、工場見学で設備を説明する通訳と、技術者同士が仕様を詳細に議論する会議とでは、必要な知識も対応方法も大きく異なります。商談の場では、言葉を正確に訳すだけでなく、相手との関係づくりを意識した自然なコミュニケーションが求められることもあります。専門分野が一致しているだけでは、その案件に最適な通訳者とは言い切れないのです。
経歴書だけでは分からない、それぞれの強み
プロフィールには、経験年数や担当分野、資格が記載されています。しかし、それだけでは見えない部分も多くあります。たとえば、事前に資料を読み込み、専門用語を丁寧に確認して準備する力。話し手の意図を素早く理解し、自然な表現へ置き換える対応力。予定変更や急な議題追加にも柔軟に対応できる判断力——こうした強みは、実際の現場を重ねて初めて分かるものです。
K'sインターナショナルでは、日々スタッフ間で案件の状況や通訳者について情報を共有しています。どの通訳者がどのような案件を担当し、どの分野で経験を積んでいるのかを把握することで、コーディネーター同士が的確に判断できる環境を整えています。お客様からいただいたご依頼内容だけでなく、その場で求められる役割や想定される状況まで見据えて通訳者を選ぶ。決して簡単な作業ではありませんが、日々積み重ねた情報が、質の高いご提案につながっています。
K'sインターナショナルが案件ごとに通訳者を選ぶ理由
K'sインターナショナルでは、登録プロフィールや経歴だけで通訳者を選ぶことはありません。過去に担当した案件での対応実績、お客様からの評価、専門分野との適合性に加え、事前準備への取り組み方や資料確認の丁寧さ、連絡の正確さ、急な変更への対応力まで含めて判断します。
たとえば、海外企業の方が初めて日本企業を訪問される場合、言葉を正確に訳すだけでなく、少しずつ信頼関係を築きながらコミュニケーションを進めることが大切な場面があります。そうしたときには、相手との距離を自然に縮めるのが得意な通訳者が力を発揮します。案件ごとの特徴と、通訳者それぞれの強みを組み合わせることで、当日のやり取りはより円滑になり、お客様も本来の目的に集中しやすくなります。通訳者自身も、経験や得意分野を活かせることで、より良いパフォーマンスにつながります。
大切なのは、いちばん優秀な通訳者を選ぶことではなく、その案件でいちばん力を発揮できる通訳者を選ぶことです。案件の特徴と通訳者の強みが噛み合ったとき、通訳は本来の価値を発揮します。
- 通訳者の選定では、経験や資格だけでなく、会議の目的・専門分野・求められる対応力をふまえて最適な人材を選びます。
- 案件ごとに通訳者の強みを見極め、最大限の力を発揮できる環境を整えています。
- お客様が安心して本来の目的に集中できるよう、案件に合った通訳者選びでビジネスの成功を支えます。
通訳のご相談はK'sインターナショナルへ
案件の内容やご状況をお伺いし、最も力を発揮できる通訳者をご提案します。
初めての通訳依頼でも、最適な進め方をご案内します。

