CONSULTATION CASES | FAQ 04
通訳が入る会議は何が変わる?
国際会議や投資家向け説明会に通訳を導入する際、
会議の進め方はどう変わるのか。運営上のポイントを解説します。
「通訳者に入ってもらいたいが、通常の会議と何か変わるのだろうか」——はじめて国際会議や投資家向け説明会を企画する担当者から、こうした相談が届きます。通訳者が加わることで、会議の進行・機材・立ち位置など、いくつかの点を事前に整理しておく必要があります。このページでは、実際にいただいた相談をもとに、運営上のポイントを解説します。
01相談事例
Q
会議に通訳が入る場合、通常の会議と進行は変わりますか?
A
通訳方式によって進行の変わり方が異なります。逐次通訳では話者が一定の区切りで発話を止め、通訳者が訳す時間を設けます。同時通訳では話者は通常通り話し続けますが、専用機材の準備が必要です。方式の選択と、それに応じた進行設計を事前に行うことが大切です。
逐次通訳と同時通訳では、会議の所要時間や機材の有無が大きく異なります。逐次通訳は機材不要ですが、発話と通訳の時間が交互に発生するため、所要時間はおおむね1.5〜2倍になります。同時通訳は進行テンポを損なわない一方、通訳ブースやレシーバーなどの機材が必要です。どちらを選ぶかは、会議の目的・参加人数・会場環境を踏まえてコーディネートします。
逐次通訳の場合
話者が2〜3文話したところで一旦停止し、通訳者が訳出します。機材は不要ですが、進行に余裕を持った時間配分が必要です。少人数の会議・商談・インタビューに適しています。
同時通訳の場合
話者が話しながら通訳者がリアルタイムで訳します。通訳ブース・マイク・レシーバーが必要です。大人数の会議・カンファレンス・株主総会などに適しています。
事前準備のポイント
通訳方式が決まったら、アジェンダや発表資料を事前に通訳者へ共有することをお勧めします。専門用語や固有名詞の確認ができ、当日の通訳品質が大きく向上します。
02相談事例
Q
スピーカーは壇上に上がりますが、通訳者は壇上に上がれません。この場合はどうなりますか?
A
逐次通訳の場合、通訳者はフロア側(客席近く)に待機し、スピーカーの発言をマイク経由で受けながら訳出するかたちで対応できます。同時通訳の場合は通訳ブースからの対応となるため、壇上への同席は不要です。会場レイアウトに合わせた進行設計をご提案します。
壇上と通訳者の位置が離れる場合でも、適切なマイク配置と音響設計により対応は可能です。通訳者がスピーカーの声を明瞭に聞き取れる環境を整えることが前提となります。また、逐次通訳でスピーカーとやり取りが生じる場面(質疑応答など)では、通訳者が都度フロアからアシストするかたちが一般的です。会場の図面や機材環境をご共有いただければ、最適な配置をご提案します。
会場設計で確認しておきたい項目
- 通訳者の待機スペースは確保できるか
- マイク・音響設備の配置と音量調整
- 同時通訳の場合、ブース設置スペースとレシーバー配布の段取り
- 質疑応答時の通訳フローと進行役との連携
まとめ
- 通訳方式(逐次・同時)によって、会議の進行・所要時間・機材準備が変わる
- 会場レイアウトや通訳者の立ち位置は、事前に設計しておくことが重要
- 資料の事前共有・マイク配置・質疑応答フローなど、細部の準備が通訳品質に直結する
- 通訳会社に早めに相談することで、会議全体の設計をサポートしてもらえる
国際会議・投資家向け説明会・カンファレンスなど、
通訳の入る会議の進行設計についてもお気軽にご相談ください。
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Ks
Ksインターナショナル 編集部
大阪・東京を拠点に、国内外の会議・商談・カンファレンスの通訳コーディネートを行っています。企業担当者の方が「はじめての通訳依頼」でつまずかないよう、実務に役立つ情報を発信しています。

