CONSULTATION CASES | FAQ 10
Zoomで通訳はどう使う?
初めてのオンライン通訳でよくあるご相談
海外拠点とのオンライン会議や、Web形式のセミナーで通訳を利用する際の、
基本的な仕組みと準備のポイントを解説します。
オンライン会議やWebセミナーが定着した今、「Zoomで通訳をどう使えばいいのか分からない」というご相談を多くいただきます。対面の会議と異なり、オンラインでは通訳機能の設定や音声の聞こえ方など、事前に確認しておきたい点がいくつかあります。本ページでは、よくいただく3つの相談を通じて、オンライン通訳の基本をご紹介します。
01相談事例
Q
海外クライアントとのZoom会議で、通訳を入れたいのですが対応できますか?
A
対応可能です。Zoomには同時通訳機能が搭載されており、通訳者がリアルタイムで訳出した音声を、参加者が言語ごとに選んで聞くことができます。主催者側がホストの設定で通訳機能を有効にする必要があります。
Zoomの同時通訳機能では、参加者が画面下部の言語アイコンから「日本語」「英語」などを選択し、希望する言語の音声のみを聞くことができます。通訳者は専用のチャンネルで訳出を行うため、会議の進行を止めることなく、対面の同時通訳と同様の体験を提供できます。事前に主催者側のZoomプランが通訳機能に対応しているかをご確認ください。
Zoom同時通訳機能の基本
- ホスト側で「言語通訳」機能を有効化し、通訳者を割り当てる
- 参加者は画面の地球アイコンから希望言語を選択して聴取
- 通訳者用の音声チャンネルは参加者の音声と独立している
- プランによって対応言語数や利用可否が異なるため事前確認が必要
02相談事例
Q
海外5拠点をつないだオンライン会議を予定しています。通訳を入れることはできますか?
A
対応可能です。拠点数が多い会議でも、Zoomの同時通訳機能を使えば各拠点の参加者がそれぞれ希望する言語で聴取できます。拠点ごとに使用言語が異なる場合は、必要な言語数に応じて通訳者を複数名コーディネートします。
多拠点会議では、発言者がどの拠点の誰なのか分かりにくくなることがあるため、進行役が発言者を明確にアナウンスする運用が望まれます。また、拠点ごとのネット環境や音響設備の差によって、通訳者が聞き取りにくくなる場合もあります。事前に接続テストを行い、発言者のマイク環境を整えておくことをお勧めします。
多拠点会議で起こりやすい注意点
複数拠点が同時に接続する会議では、ハウリングや音声の遅延が発生しやすくなります。発言者以外はマイクをミュートにする、発言前に拠点名・氏名を名乗るなど、シンプルなルールを共有しておくと、通訳の精度と会議の進行がスムーズになります。
03相談事例
Q
オンラインセミナーを開催する予定です。視聴者向けに通訳をお願いしたいのですが可能ですか?
A
対応可能です。ウェビナー形式の場合も、同時通訳機能を組み込むことができます。視聴者数が多い場合や、配信プラットフォームがZoom以外の場合は、運用方法を含めて事前にご相談いただくことをお勧めします。
セミナー形式では、登壇者の発言量が多く、専門的な内容が続くことが一般的です。逐次通訳のように発話を区切る時間が取りにくいため、同時通訳での対応が基本となります。事前に登壇資料・進行台本・想定Q&Aを共有いただくことで、通訳の精度が大きく向上します。
同時通訳と逐次通訳の違い(オンラインの場合)
同時通訳
登壇者が話しながら通訳者がリアルタイムで訳出。セミナーや視聴者数の多い配信に適している。Zoomの通訳機能を利用する場合が多い。
逐次通訳
発言を区切りながら交互に進行。少人数のオンライン商談やヒアリングに適している。特別な機能設定は不要。
まとめ
- Zoomの同時通訳機能を使えば、参加者は希望する言語の音声を選んで聴取できる
- 多拠点会議では、発言者の明確化と音響環境の事前確認が通訳品質を左右する
- セミナー形式では同時通訳が基本となり、資料の事前共有が精度向上の鍵になる
- 主催者は使用ツール・参加人数・言語数を事前に整理し、早めに相談することが望ましい
オンライン会議・オンラインセミナーへの通訳コーディネートについて、
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Ks
Ksインターナショナル 編集部
大阪・東京を拠点に、国内外の会議・商談・カンファレンスの通訳コーディネートを行っています。企業担当者の方が「はじめての通訳依頼」でつまずかないよう、実務に役立つ情報を発信しています。

