通訳会社に寄せられる相談①|会議室がなくても通訳は依頼できますか?
「初めて通訳を頼むとき、何を準備すればいいのか分からない」——そんなお声にお答えするため、実際によくいただくご相談を3つのケースに整理しました。
通訳の手配をご検討中の担当者様から、「どう依頼すればいいのか、何が必要なのかが分からない」というご相談を日々いただいています。専門的なイメージが強いせいか、「敷居が高そう」「特別な設備が必要なのでは」と感じてしまう方も少なくありません。本記事では、初めて通訳を依頼される企業様からよくいただく3つのご相談に、実際の対応方法と合わせてお答えします。
「通訳の依頼って、難しそう」という最初の一歩
外国語を話すパートナーや取引先との商談、社内の国際会議、海外からのゲストを迎えるイベント——こうした場面で通訳が必要になったとき、初めての方が最初に感じるのは「何をどう準備すればいいか分からない」という戸惑いではないでしょうか。
通訳というサービスは、特殊な職能を持つプロが介在するものであるため、「専門知識がないと依頼しにくい」と思われがちです。しかし実際には、目的と日程と言語の組み合わせを伝えていただければ、あとは通訳会社側で必要な情報を整理していくことができます。
以下では、実際によくお寄せいただく3つのご相談を取り上げ、それぞれQ・A・解説の形でお答えします。
相談事例① ── 同時通訳と逐次通訳はどう違いますか?
通訳には大きく分けて2つの方式があります。それぞれの特徴と適した場面をご説明します。
逐次通訳は、話者が数分ほど話したあとに通訳者がまとめて訳す方式で、特別な機材は不要です。少人数の商談・インタビュー・式典などに適しています。同時通訳は話者が話している間にリアルタイムで訳を届ける方式で、専用ブース・レシーバー・マイクなどの設備が必要です。大人数の国際会議やセミナーで会の進行をスムーズに保ちたい場合に適しますが、設備コストと高度なスキルが必要なため費用は高くなります。どちらが適しているかは参加人数・会の形式・会場環境・予算によって異なりますので、ご用途をお聞かせいただければ最適な方式とあわせてコーディネートします。
逐次通訳が向いている場面:少人数の商談・インタビュー・式典での挨拶・通訳機材が用意できない会場
同時通訳が向いている場面:大人数のセミナーや国際会議・講演・スピーチが多く進行をテンポよく保ちたい場合
相談事例② ── 会議室がありません。この場合でも通訳できますか?
はい、会議室がなくても通訳は可能です。場所や状況に応じた形で対応できます。
通訳というと「会議室でマイクを前にして」というイメージを持たれがちですが、工場見学・現地視察・展示会・屋外イベントなど、さまざまな環境での対応実績があります。移動しながらの視察では、通訳者がそばに付いて逐次通訳を行う形が一般的です。参加人数が多い場合には、ツアーガイドシステム(ガイドの声をイヤホンで参加者に届ける小型音響装置)を活用することで、移動中でもクリアな音声を届けられます。会場の状況・参加人数・動線をお伝えいただければ、最適な通訳スタイルと必要な機材をあわせてご提案します。
工場や施設の視察案内では、騒音環境や移動の多さから、音声が伝わりにくいシーンも出てきます。ツアーガイドシステムを事前に手配することで、参加者全員が通訳の声をクリアに受け取れる環境を整えることができます。機材の手配についてもご相談ください。
相談事例③ ── 初めて英語でオンライン商談をします。通訳をお願いできますか?
もちろん対応可能です。オンライン商談への通訳参加は、現在多くのご依頼をいただいています。
ZoomやTeams・Google MeetなどのビデオツールにKsの通訳者が同席し、参加者の発言を聞いて訳す逐次通訳形式が一般的です。話者が発言したら少し間を置き通訳者が訳す、というリズムを事前に参加者間で共有しておくと進行がスムーズになります。ZoomにはAI通訳機能もありますが、価格交渉・契約条件・初対面での信頼関係の構築といった繊細なやり取りには、ニュアンスを正確に届けられる人間の通訳者が安心です。初めてのオンライン商談では、事前に接続テストや進行の打ち合わせを行うことをお勧めしています。商談の目的・相手企業の業種・議題の概要をあらかじめご共有いただければ、専門用語への対応も含めて準備を整えます。
・相手が英語のネイティブスピーカーで、スピードが速い場合
・専門用語が多い技術・法律・医療分野の商談
・価格交渉・契約条件など、言葉のニュアンスが重要なやり取り
・初対面の相手との信頼関係の構築を重視したい場合
まとめ:「分からない」まま諦めないために
通訳の依頼に慣れていない方が最初に感じる「よく分からない」「何を準備すればいいか」という不安は、情報の不足によるものです。実際には、通訳会社に状況を伝えれば、方式・機材・進め方を含めて一緒に考えることができます。
「会議室がないから頼めない」「オンラインだから難しいかも」——そうした思い込みで依頼をためらう必要はありません。まずは現状をお伝えいただくことが、最良の一歩です。
- 逐次通訳と同時通訳は目的・規模・予算によって使い分けが可能。方式の選定はご相談ベースで対応できます
- 工場・屋外・展示会など、会議室がない環境でも通訳は可能。ツアーガイドシステムなどの機材対応もあります
- Zoomなどのオンラインツールへのリモートワークから通訳参加が可能。初めての方向けに接続テストや事前打ち合わせも対応
- 「何を準備すればいいか分からない」場合でも、状況をお伝えいただければ最適な形をご提案します
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初めての方のご相談を歓迎しています。状況をお聞かせいただければ、担当スタッフが丁寧にご案内します。

